むし歯は現在「感染症」としてとらえられています。むし歯菌の感染源はお母さんであることが多く、赤ちゃんの頃から注意が必要です。まずは、箸やスプーンの使い回しをしないように心がけてください。
では、むし歯にならないようにしていくにはどうすればいいでしょうか。むし歯になる要素として　①むし歯菌　②生活習慣（糖分）　③遺伝的要素の３つが挙げられます。
原因が違ってきますので、まずは子供がもっているリスクをしっかりと把握し、どうすれば健康な歯を維持できるかを明確にする必要があります。そのため、当院では、唾液成分の分析や細菌培養を行い、患者さんごとに合った予防方法を提供しております。

「8020運動」をご存知ですか？「80才で20本以上」を目標に口腔内環境を整え、いつまでも食事が楽しくできるようにしようという取り組みです。そこに大きく関わってくるのが「歯並び」「噛み合わせ」です。
重度の叢生（そうせい）ガチャガチャな歯並びや反対咬合（一般的にいう”うけ口”）、開咬症、八重歯は8020を達成することが難しくなります。小さいときから定期検診をうけることで、歯並び、咬み合わせを助長する悪いクセや呼吸を早期に発見し、よりよい方向に成長を促すことが可能です。